Mobil Vacuoline™ 500 Series

Mobil industrial , Japan

循環油

製品の概要

Mobil Vacuoline 500 Seriesは、幅広い工業設備で様々な用途に使用できる多目的潤滑油です。  Mobil Vacuoline 500 Seriesは、ノンツイストロッドミルの要求に合わせて設計され、ヘビーデューティー用途にも使用できる高性能な循環系統油であり、多目的にわたり優れた性能を備えているため、ギヤや軸受の潤滑を伴う循環系統に最適です。Mobil Vacuoline 500 Seriesは、モーガンコンストラクションカンパニー(Morgan Construction Company)製の高速ノンツイストロッドミルの厳しい要求と、ダニエリ(Danielli)社製ロッドミルの循環系統油の要求を満たすように設計されています。

 

本製品には高品質の基油と独自の添加剤システムが処方されており、優れた湿潤性や油性保持能力、薄膜による錆や腐食からの保護性能を提供します。    Mobil Vacuoline 500は、酸化・熱劣化に対する優れた耐性と、摩耗に対する高レベルの保護性能を提供します。本製品は、優れた抗乳化性を有していますので、タンク内でオイルから水分やその他の異物をすばやく分離することができます。  Mobil Vacuoline 500 Seriesには、6種の粘度グレードがあります。

 

製品の特長と利益

Mobil Vacuoline 500 Seriesは、その優れた性能と、ブランドを支える研究開発の専門知識とグローバルな技術サポートにより、世界的に広く認知され、高い評価を得ています。Mobil Vacuoline 500 Seriesは、非常に幅広い用途に適用できる性能により、数十年間にわたって、世界中の多くのユーザーに選ばれてきました。

 

Mobil Vacuoline 500 Seriesは、ノンツイストロッドミル、工業用および船舶用ギヤボックス、油圧システムの循環系統、および様々な付帯設備の潤滑に適用できるように設計されています。

 

特長

長所と期待できる利益

バランスの取れた高性能潤滑油処方により、錆や腐食に対する優れた保護性能を実現

予期せぬ停止の低減、保全費用の削減

優れた耐摩耗性能

重要な軸受とギヤを保護

優れた水分離性能

すばやく水を分離することにより、円滑で効率的な稼働を実現、停止時間を短縮し、摩耗に対する保護性能の低下を抑制

優れた酸化および熱劣化に対する耐性

更油周期の延長、予期せぬ稼働停止による機会損失の回避

多目的な用途に適用

在庫費用を削減

 

用途

本製品は、主にすべり軸受、ころがり軸受、平行軸、ベベルギヤの潤滑を目的としています。衝撃荷重を受けず、極圧性能が要求されないシステムにおいて使用できる、多目的油です。Mobil Vacuoline 500 Seriesは、水分混入がある過酷な条件でも優れた抗乳化性を発揮します。  Mobil Vacuoline 500 Seriesは、はねかけ式、油浴式、リング式やポンプ、バルブを備える補器による潤滑など、あらゆる給油法の用途で使用できます。また、本製品は高粘度の油圧作動油が指定されている油圧システムにも推奨されます。本製品は高温に長時間さらされたり、滞留時間が短い循環系統でも良好な性能を発揮します。

 

主な用途としては次のようなものがあります:

     •  ノンツイストロッドミル

     •  中負荷のかかるスパーギヤ、ベベルギヤ、ヘリカルギヤおよびヘリングボーンギヤ

     •  循環系統システム

     •  Mobil Vacuoline 525、528、533は、高粘度の耐摩耗性油圧作動油が要求されるギヤポンプ、ベーンポンプ、ラジアルピストンポンプ、アキシアルピストンポンプを備えた油圧システムにも適用可能です

     •  吐出温度が150℃以下の空気または不活性ガス用のコンプレッサーあるいは真空ポンプにも適用可能です。ただし、呼気用のエアコンプレッサーには適しません。

 

規格および承認

 

この製品は次の承認を得ています:

525

DANIELI Type 21-0.597654.F BGV No Twist Stand Block-TMB/TFS Rev 15

 

この製品は、次の工業規格を満たすか、またはそれを上回ります:

525

Morgan No-Twist® Mill Oil Quality Specification

 

代表性状

Mobil Vacuoline 500 Series

525

528

533

537

546

548

粘度グレード

 

ISO 150

ISO 220

ISO 320

ISO 460

ISO 680

銅板腐食、3時間、100℃、レーティング、ASTM D130

1A

1A

1A

1A

1A

1A

抗乳化性(非極圧性ギヤ油)、水層、ml、ASTM D2711

39

38

36

39

35

36

密度@15℃、kg/l、ASTM D1298

0.88

0.89

0.89

0.89

0.9

0.92

抗乳化性、水層37ml到達時間、54℃、分、ASTM D1401

15

 

 

 

 

 

抗乳化性、水層37mL到達時間、82℃、分、ASTM D1401

 

15

15

15

15

15

抗乳化性、40/37/3到達時間、82℃、分、ASTM D1401

 

10

15

20

25

 

FZGスカッフィング試験、損傷ステージ、 A/8.3/90、ISO 14635-1

12

12

12

12

12

12

引火点、クリーブランド開放式試験、℃、ASTM D92

264

272

284

288

286

286

泡立ち試験、シーケンスI、安定度、ml、ASTM D892

0

0

0

0

0

0

泡立ち試験、シーケンスI、泡立ち度、ml、ASTM D892

10

5

5

10

5

0

泡立ち試験、シーケンスII、安定度、ml、ASTM D892

0

0

0

0

0

0

泡立ち試験、シーケンスII、泡立ち度、ml、ASTM D892

0

0

0

0

0

0

泡立ち試験、シーケンスIII、安定度、ml、ASTM D892

0

0

0

0

0

0

泡立ち試験、シーケンスIII、泡立ち度、ml、ASTM D892

0

0

0

0

0

0

動粘度@100℃、mm2/s、ASTM D445

10.7

14.4

18.8

24.4

29.4

36.9

動粘度@40℃、mm2/s、ASTM D445

89

146

215

309

453

677

流動点、℃、ASTM D97

-24

-21

-15

-12

-12

-9

防錆性、A法、ASTM D665

合格

合格

合格

合格

合格

合格

防錆性、B法、ASTM D665

合格

合格

合格

合格

合格

合格

粘度指数、ASTM D2270

99

96

96

96

95

89

 

健康と安全

本製品の健康と安全に関する情報については、https://sds.exxonmobil.com/にある安全データシート(SDS)をご覧ください。

本書で使用されているすべての商標は、その他の記載がないかぎり、Exxon Mobil Corporationまたはその子会社の商標または登録商標です。

05-2023

ExxonMobil Japan Godo Kaisha

Shinagawa Grand Central Tower

2-16-4, Konan, Minato-Ku,

Tokyo, 108-8218,

Japan


Typical Properties are typical of those obtained with normal production tolerance and do not constitute a specification.  Variations that do not affect product performance are to be expected during normal manufacture and at different blending locations.  The information contained herein is subject to change without notice. All products may not be available locally. For more information, contact your local ExxonMobil contact or visit www.exxonmobil.com
ExxonMobil is comprised of numerous affiliates and subsidiaries, many with names that include Esso, Mobil, or ExxonMobil. Nothing in this document is intended to override or supersede the corporate separateness of local entities. Responsibility for local action and accountability remains with the local ExxonMobil-affiliate entities.