Mobil SHC™ Grease 681 WT (モービル SHC グリース 681 WT)
Mobil grease , Japan
風力タービン用高性能合成グリース
製品の概要
Mobil SHC™ Grease 681 WTは、風力タービンのヨー、ピッチ、主軸受を潤滑するために特殊な配合がなされています。この製品は、極端な温度差で使用される風力タービンの厳しい要求を上回るように特別に設計された高性能のリチウム複合合成系グリースです。低トラクション係数を備えた先進的な合成基油を使用しており、低温での優れたポンプ圧送性と低い始動・回転トルクを実現します。
製品の特長と利益
- 従来のグリースに比べて、熱安定性、酸化安定性に優れ、風力タービンの長寿命化、再潤滑間隔の延長に役立ちます。
- 従来のグリースに比べて優れた低温性能をもつため、低温での保護性能に優れており、低温での低トルクや容易な始動を可能にします。
- 優れた防錆・防食性により、湿潤環境下での性能を向上させ、従来のグリースと比較して停止期間と保全コストを低減。
- 水のある状況下での優れた構造安定性により、過酷な水環境においてもグリースの粘度を維持。
- 一元化された潤滑システムやグリースディスペンサーにより、優れた低温ポンプ圧送性が軸受の確実な潤滑を実現します。
- トラクション係数の低い基油を使用しており、従来のグリースに比べ機械的寿命の向上とエネルギーコストの削減が期待できます。
- 優れた低温特性を持ち合わせた基油粘度の向上による高い保護性能
- 着色してなくても管理しやすい
- 風力Riffel試験での優れた結果
用途
- Mobil SHC Grease 681 WTは、ISO VG 680の合成基油を使用した、NLGI グレード 1.5の極圧グリースであり、弾性流体潤滑下での高い保護性能が要求される、風力タービン用途の過酷な条件での使用に推奨されます。
- Mobil SHC Grease 681 WTは風力タービンメーカーや部品メーカーによる多くの仕様に適合し、手動給脂、あるいはグリース集中給脂システムやグリース給脂機を通じ、ヨーベアリング、ピッチベアリング、および発電機ベアリングの潤滑において優れた性能を発揮します。
- 連続使用時に推奨される適用温度範囲は-40℃~150℃です(適切な再潤滑間隔を守った場合)。
代表性状
Mobil SHC Grease 681 WT |
|
NLGIグレード |
1.5 |
増ちょう剤のタイプ |
リチウム複合 |
色、視覚 |
ベージュ |
混和ちょう度、25℃、ASTM D 217 |
305 |
滴点、℃、ASTM D 2265 |
260 |
基油粘度、ASTM D 445、cSt@40℃ |
680 |
基油粘度、ASTM D 445、cSt@100℃ |
74 |
ロール安定性、Pen Change、ASTM D 1831、mm/10 |
10 |
四球試験 摩耗痕、ASTM D 2266 |
0.6 |
四球試験 溶着、ASTM D 2596、荷重、kg |
250 |
水洗耐水度、ASTM D 1264、79ºCでの損失、% wt |
7 |
EMCOR錆試験、10%人工海水、ASTM 6138 |
0,0 |
腐食防止、ASTM D 1743、評価 |
合格 |
銅板腐食、ASTM D 4048、評価 |
1a |
健康と安全
この製品の健康と安全の推奨事項については、https://sds.exxonmobil.com/にある製品安全データシート(SDS)をご覧ください。
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08-2023