Mobil SHC™ Grease 461 WT
Mobil grease , Japan
製品の概要
Mobil SHC™ Grease 461 WTは、風力タービンのヨーベアリング、ピッチベアリング、主軸ベアリングの潤滑用に特別に処方されています。過酷な温度条件下における風力タービンの厳しい要求を上回るように設計された高性能合成リチウム複合グリースです。トラクション係数の低い先進的な合成基油の使用により、低温ポンプ圧送性に優れ、低温起動時および低温稼働時のトルクを大幅に低減させます。
製品の特長と利益
• 従来のグリースよりも優れた熱安定性と酸化防止性を有しており、風力タービンへの給脂間隔延長により、耐用年数を延長することができます。
• 従来のグリースと比べて優れた低温性能を有しており、低温下においても優れた保護性能および低トルクと良好な始動を可能にします。
• 優れた防錆性および腐食防止性により、水分存在下においても優れた性能を維持し、従来のグリースと比較して停止期間と保全コストを削減します。
• 優れた構造安定性により、水分が存在する過酷な環境においてもグリースのちょう度を維持します。
• 優れた低温ポンプ圧送性により、グリース集中給脂システムまたはグリース給脂機を通じて軸受を確実に潤滑します。
• トラクション係数の低い基油を使用しており、従来のグリースと比べ機械寿命の延長とエネルギーコストの削減が期待できます。
• 良好な粘度特性により、高い保護性能と優れた低温特性を提供します。
• 着色されていないため、メンテナンス性が向上します。
• 風力産業におけるRiffel試験において、優れた性能が確認されています。
用途
Mobil SHC Grease 681 WTは、ISO VG 680の合成基油を使用した、NLGI グレード 1.5の極圧グリースであり、弾性流体潤滑下での高い保護性能が求められる、風力タービンの過酷な条件での使用に推奨されます。
Mobil SHC Grease 681 WTは風力タービンメーカーや部品メーカーによる多くの仕様に適合し、手動給脂、あるいはグリース集中給脂システムやグリース給脂機を通じ、ヨーベアリング、ピッチベアリング、および発電機ベアリングの潤滑において優れた性能を発揮します。
連続稼働における推奨使用温度範囲は-40℃~150℃で、給脂間隔を適切に設定する必要があります。
規格および承認
この製品は、次の工業規格を満たすか、またはそれを上回ります: |
DIN51825: 2004-06 KP HC 1-2 M -50 |
代表性状
Mobil SHC Grease 461 WT |
|
NLGIグレード |
1.5 |
増ちょう剤タイプ |
リチウム複合 |
色、外観 |
ベージュ |
ちょう度、60X、0.1 mm、ASTM D217 |
305 |
滴点、℃、ASTM D2265 |
255 |
ロール安定性、0.1mm、ASTM D1831 |
-2 |
四球摩擦試験、摩耗痕径、mm、ASTM D2266 |
0.4 |
四球極圧試験、融着荷重、kgf、ASTM D2596 |
250 |
水洗耐水度@79℃、損失率、wt%、ASTM D1264 |
5 |
耐腐食性、ベアリング、レーティング、ASTM D1743 |
合格 |
SKF Emcor防錆試験、10%人工海水、ベアリング1、ASTM D6138 |
0,0 |
銅板腐食、レーティング、ASTM D4048 |
1A |
グリースの基油粘度@40℃、mm2/s、AM-S 1858 |
460 |
健康と安全
本製品の健康と安全に関する情報については、https://sds.exxonmobil.com/にある安全データシート(SDS)をご覧ください。
本書で使用されているすべての商標は、その他の記載がない限り、Exxon Mobil Corporationまたは同社の子会社の商標または登録商標です。
05-2023